富士山めぐり 2014/04/23〜24

本栖湖・西湖・河口湖・精進湖・田貫湖篇

忍野八海から河口湖へ向かう途中、丸い構造物が見えてくる。富士山レーダードーム館で、1964年(昭和 39年)に設置されていた富士山レーダーが、1999年(平成11年)に35年の歴史に幕を下ろし、2001年(平成13年)9月に山麓の富士吉田市に移設され、2004年(平成16年)に体験学習施設として開館したもの。

富士みち。江戸時代、江戸から吉田までの道筋は、甲州街道を西に進んで大月宿で分岐し、谷村から上吉田に至るこの「富士道」を通るのが一般的で、ここ上吉田地区は当時、宿坊として栄えた。

富士スバルライン入口付近を通過する頃、左手真横に裾野まで広がる富士が見えてきたときは、もしかして、本栖湖で千円札が見られるかもしれないと期待したが、残念ながら本栖湖では裾野の下の部分しか見えなかった。

本栖湖から再び河口湖へ向かう途中の西湖に差し掛かる頃、雲行きが怪しくなり、河口湖に着いた頃にはとうとう雨が降り出した。産屋ヶ崎(うぶがやさき)の桜から見る富士を期待していたが、残念としか言いようがない。

河口湖を後にし、本日の宿泊地、石和温泉に向かって御坂峠から御坂みち(国道137号) を下っているとリニア実験線が見えてきた。磁気浮上式鉄道(超電導リニア)の実験用線路で、1996年(平成8年)に開設し2011年(平成23年)まで走行実験が行われ、現在は総延長42.8kmの全線完成に向けた延長工事が行われている。 実験線は2027年開業予定の中央新幹線の一部として利用される予定である。

(4/23撮影)
 

富士山レーダードーム館(車窓) 富士みち(国道139号  車窓

宝石の森

紫水晶(アメジスト)

茶水晶(煙水晶)

富士山(富士スバルライン入口付近 車窓)

本栖湖 正面に富士山が見えれば千円札の図柄になるのだが・・・・ 残念!!

西湖

河口湖

写真右手 産屋ヶ崎(うぶやがさき) 橋は河口湖大橋

新十郎橋(御坂みち 車窓)

リニア実験線(御坂みち 車窓)


次の朝、石和温泉から再び河口湖へと向かった。昨日とは打って変わって晴天となり、河口湖ではきれいな富士をみることがでて満足!!
しかし、田貫湖へ向かって進むにつれ、富士の姿は遠のくばかりでテンションは一気に下がってしまった。朝霧高原では何も見えず、田貫湖では辛うじて裾野が見えただけ。逆さ富士を期待していただけに残念。

田貫湖(たぬきこ)は、静岡県富士宮市にある湖。断層活動により隆起した古富士泥流の窪地を拡大させて形成された人造湖である。元々は狸沼あるいは田貫沼と呼ばれていた小さな沼地であったが、 農業用水を確保するために1935年(昭和10年)から狸沼に堤防を建設し始め、沼を人工的に拡張。これにより706,000m³の貯水ができる人造湖となった。その後の堤防拡張工事で貯水量が1,200,000m³にまで増えた。

(4/24撮影)
 

河口湖大橋にて(車窓)

大池公園(河口湖)

精進湖(車窓)

田貫湖 正面に富士が見えると逆さ富士が見られるのだが・・・・