富士山めぐり 下田・白濱神社篇 2014/04/24〜25

石廊崎から下田まで伊豆半島を北上。
弓ヶ浜海水浴場、 文字どおり弓形に弧を描く海岸で、湾の両側に岬があるため遠浅で波も穏やか。景色も美しいため人気が高い海水浴場とのこと。
写真では見にくいが、写真中央に見えるのが神子元島灯台(みこもとしまとうだい) 。神子元島(みこもとしま)は、伊豆半島・静岡県下田市の南沖合約11キロの場所に位置する無人島である。島内にある神子元島灯台は、 スコットランド人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの監督のもと、明治3年に完成した現役では我が国最古の洋式灯台で、国文化財指定を受けている。 幕末に江戸幕府と列強との間で結ばれた改税約書(江戸条約)に基づき建設された、条約灯台と呼ばれる8基(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、劔埼、伊王島、佐多岬、潮岬)のうちのひとつ。

下田には昨年に続き2年連続やってきた。そのため、ツアーの人たちと離れ、前回行けなかった場所や、時間の関係で妻が行けなかったところを案内しながら回ることにした。
今回初めて行った長楽寺。真言宗のお寺。安政元年(1854年)12月、日本全権筒井政憲・川路聖謨とロシア使節プチャーチンの間で交渉が重ねられ、日露和親条約が締結されたところ。 また、安政2年(1855年)1月には前年に結ばれた日米和親条約の批准書の交換が行われた。
長楽寺にある仏像、千手観世音を除きそれぞれ十三仏(じゅうさんぶつ)の1つ。千手観世音は真言宗の六観音のひとつ。
(その他は、昨年の「下田篇」参照のこと)
 

弓ヶ浜海水浴場(車窓)

蓑掛島(大瀬 車窓) 神子元島灯台(車窓)

了仙寺

山号「法順山」と書かれた山門(了仙寺)

ペリーロード

長楽寺

千手観世音 虚空蔵菩薩 文殊菩薩 普賢菩薩 勢至(せいし)菩薩 大日如来 不動明王 阿弥陀如来 (長楽寺)

安直楼 船宿角谷跡
欠乏所跡 吉田松陰拘禁の跡

去年も見た下田の夜明け。船が出てくる構図も全く同じで、あの船には2年前と同じ人が乗船しているのかと思うと何か懐かしい気がした。

時間の関係で前回行けなかった白濱神社。ホテルから徒歩5分のところにあるので、早朝行ってみた。
白濱神社(伊古奈比当ス神社)
主神は伊古奈比当ス(いこなひめのみこと)。三島大神(みしまのかみ 三島大社)の最愛の后神様で、縁結びと子授けの神様。

国道135号線沿いの宮前川にかかる「たいこ橋」を渡り、鳥居をくぐると御神木が見えてくる。1本は左手の樹齢2千年の「薬師の柏槙」、“命を授ける御神木”との説明書きがあった。もう1本は右手にある「白龍の柏槙」で“枯れてから千三百年”との説明書きがあった。さすが御神木、枯れても千年以上も倒れず立っているとは信じがたい。

参道を進むと左手に銅像が見えてくる。壬生御館(みぶのみたち:三嶋神初代奉斎者)の後裔である神職の原勝治人命(うしのみこと)の銅像である。その奥に見目弁財天を祀る縁結神社がある。参道奥に弁財天を真ん中に据え周りを囲むように龍の彫刻がしてある拝殿がある。彫刻はなかなか立派なものである。拝殿左から本殿へと向かう参道があるので登ってみた。鳥居をくぐると左手に境内社、右手に稲荷神社がある。鳥のさえずりしか聞こえない早朝の参道を進むと本殿手前で「これより神域」と書かれ通行止めの柵が置かれており、残念ながら行くことがかなわなかった。どうせなら、鳥居のところに柵を設けてほしかった。

 
下田の夜明け(下田プリンスホテルにて)
白濱神社拝殿
たいこ橋 社務所
薬師の柏槙(びゃくしん)           白龍の柏槙           壬生御館原勝治大人命像
縁結神社 本殿参道