福島桜まつりの旅 花見山篇  2018/04/15

楽しみにしていた福島の桜。しかし、この地に訪れる3日前には当地方の桜もすでに満開となっており、南のこの地は葉桜と予想していた。しかし、ネットライブでは若干残っているかのように思われ、かすかな望みを持ってきたが、残念ながら2〜3日前の暴風雨で全て散ったとのことで、その夢もあえなく散った。

桜は散っていたものの、駐車場から花見山までの通路には、レンギョウやボケ・菜の花などの花が咲き乱れていた。
         

阿部さん宅前の枝垂桜
チューリップも裏庭にきれいに植えられていた
駐車場から花見山までの通路
駐車場から花見山までの通路
駐車場から花見山までの通路
駐車場から花見山までの通路 花見山公園入り口

   
花見山公園は、養蚕農家だった阿部伊勢次郎氏によって整備された個人所有の山である。昭和10年から本格的に花木栽培が始められ、昭和34年に観光客に無料開放された。 近くに設置されているトイレや花見山の東屋・展望台・灯篭などの施設は自己資金で建設されたもの。

山を登り始めた頃には風が強く吹き出し花が左右上下に大きく揺れ、写真を撮るのにはふさわしくない状況になり焦点を合わせるのが大変だった。ただ、風が吹いてくれたお陰で暑さがだいぶ和らいだ。

途中、珍しい木の解説をしてくれる人がいて、大変助かった。ただ見るだけでなく知識も得られて得した気分になった。

鮮やかな赤い葉をしている木を見つけた。「オオバベニガシワ」といい、春の若葉が鮮やかな赤い色をしているのが特徴で、庭木として栽培されているという。枝にモサモサと虫のようなものが付いているのが花である。

何気なしに撮っていた桜、声をかけられた。「天の川」といい、枝が横に張らずまっすぐ空に向かって伸びる性質で、その枝の様子が「天の川」に見えることから名付けられたという。

変わった八重の桜を撮っていたら、「珍しい桜ですよ」と声をかけられた。「御衣黄(ギョイコウ) 」といい、花に緑の筋が入っているのが特徴だという。なるほど緑の線が入っている。風で揺れる花びらを指でやさしく押さえながら撮った。
    

山から見えたハートの菜の花
オオバベニガシワ 御衣黄(ギョイコウ)
天の川