全国に約44,000社ある八幡宮の総本社である。石清水八幡宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮の一つ。通称として宇佐八幡・宇佐八幡宮とも呼ばれる。
主祭神は以下の3柱。
一之御殿:八幡大神 (はちまんおおかみ)
二之御殿:比売大神 (ひめおおかみ)
三之御殿:神功皇后 (じんぐうこうごう)
いずれも上宮・下宮の両方に祭られている。参拝は2拝4拍手1拝。
イチイガシの並木通りの表参道を歩いて進むと最初に出迎えてくれるのが狛犬。一般的に、獅子・狛犬は向かって右側の獅子像が「阿形(あぎょう)」で口を開いており、左側の狛犬像が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じているが、この神社の狛犬は双方が
「阿形(あぎょう)」。左右から笑って出迎えてくれているように見える。神橋を渡って行くと右手に黒男(くろお)神社・初澤池・参集殿・神宮庁が見えてくる。さらに進むと<皇族下乗>と言う看板が見えてきた。全国いろいろな神社を見てきたが初めて見るもの。天皇とはいえ八幡宮の神の前では歩いていかなければならないということか。
上宮の手前に<夫婦石>がある。パワースポットといわれているらしく、一緒に手をつないでこの石を踏むと夫婦・恋人たちは円満に暮らしていけるという。ツアーの皆さんも仲良く手をつないで石を踏んでいた。
上宮の本殿は工事中のため見ることが出来ず、南中楼門から遠く本殿を想像しながら参拝した。境内には樹齢800年の御神木(楠)があるが、手を触れると健康長寿をはじめ深遠なる御神徳を受けることができるという。
上宮から下宮に通じる参道を下り下宮門をくぐると下宮が見えてくる。下宮の八幡大神は御饌(神への食物)を司ることから御炊宮(みけみや)とも呼ばれている。
帰り際、西参道にある屋根がついた橋を見てきた。鎌倉時代以前からあるといわれ、呉の国の人が掛けたことからこの名がある。
|