十和田・八甲田の旅  2007/11/15〜16

娘と3人で出かけた十和田・八甲田の旅。紅葉は十和田湖周辺では少し早かったようだが、八甲田周辺は今が盛りといったところ。
 
十和田湖は、十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖。湖の中央、御倉山(溶岩ドーム)と中山半島の間にある中湖(なかのうみ)とよばれる水域が最深部であり、最大深度326.8mは日本で3番目の深さである。

乙女の像は、高村光太郎作の一対のブロンズ裸婦像「乙女の像」。昭和28年秋、国立公園指定15周年記念事業として、建立された。

恵比寿島は、十和田火山の活動の際の中央火口丘溶岩が露出したもの。島には、キタゴヨウという五葉松の一種とツツジ類が多く、湖面に映える秋の紅葉は見事である。

十和田神社は、鎌倉時代以前から修験宗徒(山伏)の修行場として知られ、江戸時代には南部藩の霊場として発展した神社。

    

十和田湖 (柴明亭展望台にて) 中山半島(手前) 御倉山(奥)
乙女の像
恵比寿島
六方岩 十和田神社

   
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)とは、青森県十和田市十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14kmの奥入瀬川の渓流である。
今回は、銚子大滝から雲井の滝までおよそ5kmを宿への到着時間を考え、通常の倍の速さの1時間で散策した。
今度来るときはゆっくり歩こうと思う。
    

寒沢の流れ 銚子大瀧
九段の滝 白糸の滝
白布の滝 雲井の滝
以下、奥入瀬渓流

   
奥入瀬を後にし、今日の宿泊地、酸ヶ湯温泉へと向かった。途中、紅葉が美しい蔦沼(つたぬま)に立ち寄った。
蔦沼の正式名称は蔦七沼。一番大きな沼である蔦沼を代表して単に「蔦沼」とよばれることの方が多い。

酸ヶ湯温泉には『およそ330年前の貞享元年(1684)、横内(現青森市内)に住む狩人「長内佐ヱ門四郎」が鹿をしとめそこない、その手負いの鹿を追って山へ入った。それから3日後に発見したが、傷を負っていたはずの鹿があっという間に岩山を駆け上がり逃げ去ってしまった。その俊敏さを見て不思議に思い、付近を探索したところ温泉が湧いているのを見つけた。その後、その温泉に薬効があることを知り「鹿の湯」と名づけ利用した』という由来があるという。

翌朝、八甲田山に向かった。山頂公園付近の紅葉は大分進んでいた。
八甲田山(はっこうださん)は、青森市の南側にそびえる複数火山の総称で日本百名山の一つ。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。

毛無岱(けなしたい)は、上毛無岱から下毛無岱の高低差のある広大な湿地帯である。

八甲田山を後にし、東北自動車道黒石インターを目指し国道394号線を走っていると間もなく城ヶ倉大橋に差し掛かった。景色が良いところらしく駐車場も完備していた。紅葉は少し早かったようだが、それなりの景観は楽しめた。
    

蔦沼(つたぬま)
酸ヶ湯温泉
遠く青森市内が望めた(八甲田ロープウェーにて)
前嶽(1251.7m)(八甲田ロープウェーにて)
八甲田ロープウェー山頂公園駅 田茂萢(たもやち)湿原 田茂萢岳(1324m)
毛無岱(けなしたい) 上毛無岱(左)下毛無岱(右)
アオモリトドマツ林 アオモリトドマツ枯れ株
下山途中の景色(八甲田ロープウェーにて)
城ヶ倉大橋(国道394)