函館・大間を巡る旅 函館市街・見晴公園篇 

2015/
10/23

2年ぶりでやってきた函館。津軽海峡線の列車の揺れのひどさは相変わらずで、それでもその揺れが何となく懐かしくなった。久しぶりに会った函館駅前の「OYAKO」のモニュメント、変わらぬ仲の良さだ。

大門横丁。明治40年の大火以降、函館随一の色町として繁栄を極めた「大森遊郭」。その入り口に巨大な門がそびえていたのが「大門」(だいもん)。昭和30年代まで続いたこの地区の繁栄も、北洋漁業の衰退や郊外への大規模店舗の進出に押されて商店・飲食店の転業・廃業が相次ぎ、次第に空き地・空き店舗が目立つようになった。このためJR函館駅新駅舎の建設を機に 昭和17年、この街の活性化を願って大門横丁が誕生した。

ひし伊 。明治38年建造の土蔵。 昭和9年に起きた箱舘大火をくぐりぬけた黒漆喰の外壁が目印。建設当時、質屋だった「ひし伊」も
現在は、「茶房ひし伊」と「古きものなどなど」の二店舗となっている。
  

函館山(津軽海峡線より)

旧函館駅所在地の碑

OYAKOの碑

大門横丁 ひかりの屋台(車窓)

ひし伊の土蔵(車窓)

 
行商から身を
興して北海道内で有数の呉服商となった岩船峯次郎により、1898年(明治31年)頃(一説には明治28年もある)温泉保養地として豪商の別荘が建ち並ぶようになった湯川地区に造成された。香雪園という名は、大正時代に来函した浄土宗知恩院の貫主に「雪の中に梅香る園」という意味で名付けられたとされている。

香雪園は1927(昭和2)年に、岩船家の好意で市民に無料で開放されるようになり、1955(昭和30)年に函館市が無償貸借契約を締結、1959(昭和34)年には市が土地を買収。2001(平成13)年に、文化財保護法に基づく「名勝」の指定を受け、北海道で唯一の国指定文化財庭園となった。

紅葉は少しだけ早かったようで、所々に緑が見える。バスガイドさんに「もしかしたらリスが見られるかも」と言われてきたが、本当に間近で見られるとは思いもしなかった。
 
石碑 いわれの碑
案内図

カエデ並木

板倉前の「オオサカズキ」
一の池 藤棚
一の池
カエデ並木 名勝指定柱

木橋

石層塔 高さ約2.5m

園亭

芝生広場

日朝友好の碑

リス