春の京都  2012/04/04〜06  2日目(午前)

4年前の秋、紅葉の京都を見に行った時、道案内を櫻井さん(櫻井タクシーsakurai@uukyoto.com)にお願いしたが、その場その場のピンポイントの解説が写真を撮るときの参考にもなり大変良かったこともあって今回もお願いすることにした。
計画の段階で桜の名所をピックアップしてくれ、こちらの希望を入れながらいろいろと案を練ってくれた。そのためのメールのやり取りは数え切れない。今回も大変御迷惑をおかけしました。
お陰で3日間で17箇所を回ることが出来、有意義な旅行ができたと思っている。

2日目の最初の見学地、
天龍寺。4年前の秋に来た時見た風景は、まさに枝垂桜越しに寺と遠くの京の町並みが見える京都ならではの風景でした。その桜見たさに来てみたもののここも残念ながらつぼみ状態。
咲けば綺麗なのに・・・・  
(4月5日撮影)
天龍寺 庫裏(くり) 天龍寺 曹源池(そうげんち)
ここが夢に見てきた風景なのに 残念! 竹林
曙馬酔木(あけぼのあせび) 椿
山桜などは5分咲きだが、そのほかは咲き始めといったところ。丘の枝垂桜はつぼみ状態でした。

次の見学地は枯山水の代表作石庭がある
龍安寺。石庭の真ん中に枝垂桜が配置され、咲けば綺麗なはずなんだが・・・
(4月5日撮影)
公家たちが龍頭の船を浮かべて歌舞音曲(かぶおんぎょく)を楽しんだという鏡容池(きょうようち)の桜もまだつぼみ
龍安寺垣 龍安寺 庫裡(くり)

 枯山水の代表作、石庭。残念ながら真ん中の枝垂桜はまだつぼみ。この石庭15個の石が配置されているが、実際見えるのは14個だという。15夜(満月)にあたる15を「完全」を表すものとしてとらえる思想があることから不完全さを表したものとする説があるようだ。

徳川光圀が寄進したとされる蹲踞(つくばい)
面白い趣向が隠されている。(画面クリック)

朝鮮から「侘助」なる人物が持ち帰ったことから名のついたとされる侘助椿。千利休などの茶人からも愛されたようだ。

方丈 唯一咲いていた桜
桃や梅は満開だ

次は
金閣寺(鹿苑寺)。桜はほとんどない。ここは一度も来たことがないという妻の強い希望があってやって来た。それにしても外国人が多い。ここは本当に日本なのかと錯覚するくらい。
(4月5日撮影)
金閣(舎利殿) 手前の池は鏡湖池(きょうこち)。左に見える島は葦原島(あしはらしま)。
金閣寺(鹿苑寺) 総門 陸舟(りくしゅう)の松 足利義満の盆栽を植えたとされる。
金閣寺(鹿苑寺) 書院 巖下水(がんかすい) 義満の手洗いの水場

龍門滝 鯉が滝を登ると龍になるという故事「登龍門」に因んだ「鯉魚石(りぎょせき)」が置かれている。

金閣寺垣

次は
平野神社。桜が多く綺麗とホームページに掲載されており期待してやってきた。確かに桜は多かったが、屋台が所狭しと並べられゴミゴミした感じである。特にがっかりしたのが桜の木の下の雑草の多さ。なんで草刈しないんだろう。
(4月5日撮影)
平野神社 平野神社 拝殿
平野神社 橘 始め金柑の実と勘違いした 5分咲きか
多くの店が並んでいた 桜の木の下は雑草だらけ

次は
梅で有名な北野天満宮。梅はさすがにもう終わりだろうと思っていたら、結構まだ見れた。
(4月5日撮影)

文子(あやこ)天満宮   巫女の多治比文子(たじひのあやこ)に菅原道真の神霊より「我が魂を祀れ」との神託があり、菅公の御霊を自宅近くに祀ったのが北野天満宮の発祥といわれている。そのためか楼門から北へまっすぐ続く参道上に文子天満宮がある。それに比べ、現在の社殿はやや西側に位置するところに祀られている。

北野天満宮 楼門 北野天満宮 三光門(中門)
北野天満宮 社殿 北野天満宮 寶物殿

祈願絵馬焼納式 年に一度、境内中ノ森広場にて昨年度1年間の絵馬を焚きあげ、願掛けされた人々の無病息災を祈る行事。 たまたま通りががっただけなのに年に一度の行事が見れるなんて運が良かったとしか言いようがない。

御土居(おどい) 秀吉が京の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と、鴨川の氾濫から市街を守る堤防として築いた土塁のこと。江戸時代にほとんどが取り壊され、現存するのは数箇所のみとなっているようだ。

北野天満宮 梅苑