八丈島旅行  2013/05/29〜31   

 
綺麗な景色を見ようと八丈島に行ってきた。しかし、結果は惨憺たるものでした。
天気が良かったのは最初の日だけで、あとは梅雨空の低い雲が垂れ込め、展望台といわれるところからの景色はガスがかかってほとんど見えない状態で残念としか言いようがなかった。
また、飛行機の運行状態も悪く、行く時は「強風のため着陸できない可能性がある」との条件付で出発、運よくついたものの、帰る日には「視界不良のため」我々が乗る便が着陸できず引き返したため欠航となってしまった。何とか最終便が着陸し羽田に向かうことができたものの、その間約5時間空港に待機させられた。
羽田から東京までの乗り継ぎがラッシュと重なって最悪の状態、新幹線も最終便で、家に着いたのは夜の11時を過ぎており疲れる旅となってしまった。

初日は雲りながらも時折青空も見えまずまずの天気、八丈富士や三原山が綺麗に見えた。
空港で出迎えてくれたのが町営観光バス。観光客の減少で民間での経営は難しいらしく、今では珍しい町営で営業しているようだ。
最初に行ったのが歴史民族資料館。古い建物があったがすべて高床式。雨が多く降るこの島独特の建て方らしく湿気とネズミ対策のようだ。よく見ると現在の家屋も高床となっていた。また、風も結構強く吹くため(台風の通り道となっている)ほとんどが平屋、この日も強い風が吹いていたがそれでもガイドさんによれば≪そよ風≫とのこと。

(5/29撮影)

八丈富士 (八丈植物公園より)
八丈富士 三原山
歴史民族資料館
八丈植物公園


次の朝、ホテルから雲が多いながらも朝日が見えたが、太陽の光を見ることができたのはこれが最後。霧・霧雨・小雨と天候は悪化の一途を辿った。梅雨を避けてこの時期を選んだのだが、どうも失敗したようだ。
2日目の最初の見学地「ふれあい牧場」。八丈富士の中腹にあるこの牧場から見る景色は最高とのことだったが、霧のため全く見えず、帰る直前かすかに見えた八丈島空港を撮るのがやっとだった。
運転手さんは八丈富士中腹を一周するコースを走ってくれたが、残念ながらいいとこなしで終わってしまった。

次の見学地、八丈富士が噴火した時にできたという「南原千畳岩海岸」。八丈富士が右手に、左手には八丈小島が見える絶景ポイントらしいが、八丈富士は裾野だけが見え、八丈小島もかすんで見えた。ここには流人第一号となった宇喜田秀家像があった。釣りが好きだったようで、今も海を見続けている。

≪玉石垣≫はこの島独特の石垣で、横間ヶ浦から自然の石を1つ1つ流人が運んだといわれている。1個の石がおにぎり1個と交換されたようだ。
絶景といわれる大阪トンネルから見る景色もかすんで見えるだけ。
≪裏見ヶ滝≫、道路が滝の裏側を通っており、裏から見ることこたができるということで≪裏見ヶ滝≫と名づけられたようだ。蒸し暑く汗を拭き拭き行ってみたが、水量が少なくいまいちでした。
私自身周りの景色や灯台を撮りに行っていたために入浴しなかったが、海を見ながら入浴できる足湯「きらめき」と「みはらしの湯」は好評だったようだ。
八丈島にはコンビニエンスストアがない。それらしきものといえば「八丈ストア」。看板に≪ミニミニ店≫と書かれている。
絶景ポイントといわれる「登龍峠展望台」。この時は完全に雨で写真すら撮ることができなかった。

(5/30撮影)

八丈島の朝日 八丈町営観光バス
ふれあい牧場
三原山(全く見えない)・八丈島空港を望む(ふれあい牧場にて)
八丈小島を望む (南原千畳岩海岸にて)
宇喜田秀家公と豪姫(南原千畳岩海岸) 玉石垣
ふるさと村
大阪トンネル(車窓にて) 大阪トンネルから見た風景(車窓にて)
中之郷漁港付近
裏見ヶ滝 足湯「きらめき」
八丈島唯一のストア 八丈島灯台


八丈島旅行の最終日、相変わらず霧が立ち込め景観は望めそうも無い。
「服部屋敷」は江戸時代、幕府御用船を管理する職にあった服部家の屋敷跡。樹齢700年といわれるソテツがある。中では郷土芸能の樫立踊りや八丈太鼓の実演が行われている。
最後の見学地「黄八丈ゆめ工房」。黄八丈は江戸時代から八丈島に伝わる絹織物で、主な色は黄・樺(かば)・黒で、コブナグサ・タブノキ・シイなど、島に自生している草木の煮汁で染め、椿・榊の灰汁や木灰汁、泥を使って媒染して発色させるという。

(5/31撮影)

        樹齢700年のソテツ                        樫立踊り           (服部屋敷)
黄八丈ゆめ工房
八丈富士(全く見えない)を望む(八丈島空港前にて) 三原山(裾野が幽かに見える)を望む(八丈島空港屋上)
八丈島空港


八丈島は今ガクアジサイが咲き乱れている。我が家にもガクアジサイがあるのでそれ以外の植物を撮ってきた。

ビロウヤシ ルリゴクラクチョウカ(瑠璃極楽鳥花)
ハマヒルガオ(浜昼顔)  オオキンケイギク(大金鶏菊)
ニオイバンマツリ アガパンサス
デイゴ ハチジョウイボタ
ハマアザミ(別名 ハマゴボウ) ストレリチア(極楽鳥花)
アシタバ(明日葉) ソナレムグラ(磯馴葎)
パッションフルーツ アカンサスモリス(葉薊)