和倉温泉加賀屋。パンフレットにある仲居さんたちが1列に並んで出迎える風景はありませんでしたが、見送る時にその光景が見られました。その先頭に立っていたのが大女将。凄いことだと思った。
能登の名湯・和倉温泉は、開湯1200年といわれている。海中に湧き口があったらしくまさに「海のお湯」。昔、当地に暮らしていた漁師の夫婦が、湯気立ちのぼる海で白鷺が身を癒しているのを見て、「湯の湧き出づる浦」=涌浦(わくら)と言ったのが和倉温泉の名の由来らしい。
和倉温泉には七福神が置いてあるとのことだったが、時間の関係で加賀屋周辺の3福神だけをまわってみた。京都と同じ橋の名がある渡月橋の傍らに昔懐かしい佇まいを見せる渡月庵があった。
加賀屋の夜は実に楽しい。ラウンジでは琴の生演奏があり、祭小屋では<いでゆ太鼓>の演奏やラテン音楽の生演奏がある。また、有料だが宝塚歌劇団を似せた雪月花歌劇団の踊りと唄のステージがある。宝塚歌劇団を似せたとはいえその歌唱力・踊りは本家に勝るとも劣らない。夜の12時過ぎまでゆったりといい夜を過ごせた。 |