加賀屋に泊まる北陸の旅 西明寺篇  2013/11/17

湖東三山の2つ目、西明寺。惣門をくぐるとまもなく左手に「不断桜」が見えてくる。250年の古木で、例年9月上旬に咲き始め、11月には満開となるという。この時もちらほらと咲いていた。
ここの参道、下を名神高速道路が走っているという珍しい参道で、両側に苔が敷き詰められているようにびっしりと生えているのが特徴だ。行きは名勝庭園「蓬莱庭」を回って行く事にした。やや小さめの庭園だがそれなりの趣がある。
庭園を過ぎ二天門までは緩やかな上りで、色づき始めた紅葉と緑が調和している様を眺めながらの散策
は心を和ませてくれる。
正面両脇に増長天(ぞうちょうてん)、持国天(じこくてん)を祀る二天門は、室町時代に建立され、重要文化財に指定されている。三重塔(国宝)は飛騨の匠が、釘を1本も使用しないで建てた、総桧の塔で、鎌倉時代後期の建立。

三重塔(国宝)
苔もまたこの寺の特徴
二天門から参道望む 左手2本の杉は「夫婦杉」と呼ばれている
二天門(重要文化財)
惣門前にて 惣門
不断桜(滋賀県天然記念物) 蓬莱庭
本堂 鐘楼
十一面観音像 伝教大師尊像