この旅行最後の見学地、湖東三山の1つ金剛輪寺。名神高速道路湖東三山スマートICからおよそ5分で着く。金剛輪寺の参道は石段が少ないもののその距離は結構長い。そのため、ちょっとズルをした。バスUターン道路で二天門(重要文化財)近くまでバス移動、お陰でなんなく本堂に到達することができた。本堂(国宝)の周りは結構紅葉していたが、三重塔の周りはもう少しという印象だった。
二天門は室町時代中頃に建立。八脚門ともいわれるように当初は楼門だったが江戸時代中頃に二階部分を取り壊し、現在の一重にしたと伝えられている。大きなわらじが下げられているのが特徴。
この寺の特徴は参道の両側に地蔵がびっしりと建立されていることだ。よだれかけは全て信徒の寄進によるものらしい。圧巻は「千体地蔵尊」。その数に圧倒される。
明寿院庭園の紅葉はすばらしい。京都の天龍寺の曹源池庭園(そうげんちていえん)を大方丈を通して法堂側から見るとフレームの中にある1枚の庭園の絵のように見えるその光景に似ていて、この庭も明寿院を通して写真を撮ろうとしたが、この趣を全く理解しないカップルがいて残念ながらその瞬間を撮ることが叶わなかった。 |