老舗ホテルめぐり 万平ホテル・富士屋ホテル篇

軽井沢・箱根の旅  2014/07/16〜18

創業1894年(明治27年)の軽井沢万平ホテル。鬱蒼と茂る森林の中に建つホテル。静かでゆったりとした時を過ごせる所だ。夕食に和食(会席料理)を選択したが、これが大正解。定期的にお絞りを換えてくれるなど従業員の気遣いはすばらしく、また出された料理もまたすばらしく贅沢な一時を過ごすことができた。

宇都宮駅で新幹線を降り、バスでやってきた。途中のコースはこの年3月に行った万座温泉へ向かうコースとほぼ同じ。 ただ、雪で覆われていた山々が緑に包まれているのを見ると何か変わっているように見える。妙義山も荒々しい冬の景色とは一変し、穏やかな顔をしていた。

万平ホテルにはやや早く着いたため、ホテルからはおよそ10分で行けるということなので旧軽井沢の街並みを散策することにした。木々の中を歩いているため木漏れ日を浴びているだけなのだが、 それでも結構暑さを感じる。途中、小さな橋があった。中村橋で矢ケ崎川(やがさきがわ)という軽井沢町を流れる川にかかる橋であるが、この矢ケ崎川、調べてみて驚いた。なんとこの小さな川が信濃川水系の一級河川ということだった。
旧軽井沢の街を歩いてみた。店の名物はと見てみたが、ジャムと蜂蜜が特産らしくどこの店にも置いてあった。途中、変わったバスに出会った。「峠のバス」といい 軽井沢銀座通りから旧中仙道碓氷峠まで運行しているようだ。

(7月16日撮影)
 

万平ホテル(軽井沢)

妙義山(車窓)

中村橋

旧軽井沢銀座通り

峠のバス


軽井沢を離れ、バスは箱根へと向かった。 箱根にはこの年の4月にやってきた所。この時、富士山を大涌谷からは幽かにしか見ることが出来なかったため今回期待して来たが、残念ながら前回よりもひどく全く見ることができなかった。

軽井沢から箱根へはひたすら自動車道を走り続けた。碓氷軽井沢ICからは上信越自動車道を上り、藤岡JCTから関越自動車道に入り、首都圏中央連絡自動車道を経由して八王子JCTから中央自動車道を下った。

相模湖IC手前で相模湖にかかる「勝瀬橋」を見ることが出来た。勝瀬橋は日本最古の斜張橋として、1959年に完成した。 主塔は旧橋(吊り橋)のものを再利用している。橋長128m。「勝瀬集落」は神奈川県津久井郡日連村(現:相模原市緑区)に所在する集落であったが、 1938年(昭和13年)から始まった神奈川県の相模川河水統制事業によって作られるダム湖(現在の相模湖)に集落全戸が水没したため、橋にその名が付けられたようだ。 手前に見える相模湖A館ローヤルはラブホテルだったようだが今は廃墟と化しているようだ。ただここからの眺めは絶景らしい。

「仏舎利塔(ぶっしゃりとう)」がある平和公園。1964年に、御殿場市出身の三徳の社長の堀内定良が私財を投じて開いた私設公園である。富士山の眺めが良いことから、 箱根観光の途中に立ち寄る観光地として東アジアからの観光客が目立っている。春には桜の名所になっている。

大涌谷ではこの年見学していることもあって、遠くから見るだけに留め、前回見なかった近場の地蔵尊などを見学した。

早雲山駅前にあった「若い娘」は彫刻家、圓鍔元規(えんつば もとのり)氏作のもの。

(7月17日撮影)
 

大涌谷(早雲山駅へ向かう箱根ロープウェイ)

勝瀬橋(車窓) 仏舎利塔(ぶっしゃりとう)(車窓)

延命地藏尊

神泉の湯

箱根温泉の湯元

若い娘(早雲山駅前)


1878年(明治11年)創業の箱根富士屋ホテル、建物はもちろんのこと建物内部の彫刻がすばらしい。
7月17日撮影)

次の日、十国峠へ向かうが小雨が降り続き、視界ほぼゼロ。箱根駅伝関連施設を車窓から撮るのがやっとだった。
(7月18日撮影)

 
花御殿
メインダイニング
フォレスト館 本館
西洋館 クラシックチャペル
クラシックチャペルの入口 部屋の入口(花御殿)
クラシックチャペル入口にある絵画 廊下にも龍の彫刻
廊下の梁 メインダイニング
メインダイニングの天井 干支の彫刻(メインダイニング)
スポーツの種類ごとに彫刻されている 箱根関所跡(車窓)
箱根駅伝栄光の碑(車窓)   往路のゴール・復路のスタート地点(車窓)