伊勢神宮・紀伊半島旅行 速玉本宮・熊野本宮篇  2013/09/20 


熊野路にやってきて最初の見学地が熊野速玉大社。ここは全て撮影OKとのことで社殿も撮影することができた。速玉大社は熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の一つで熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神としている。
朱色と白のコントラストは見事の一言。境内にある梛(ナギ)の木は、推定樹齢1000年と言われ国の天然記念物に指定されている。そのほか境内には「望郷五月歌」の刻まれた佐藤春夫の詩碑や後白河法皇御撰梁塵秘抄碑などがある。
また、速玉大社隣に江戸初期から昭和にかけ、熊野川河川敷に並んだ簡易商店「川原家」を再現した横丁がある。
 

熊野速玉大社
神門 神宝館

後白河法皇御撰梁塵秘抄碑 ナギの木
佐藤春夫詩碑 世界遺産碑
熊野稲荷神社 川原家横丁


熊野速玉大社から国道168号線を熊野川上流をさかのぼると熊野本宮大社がある。家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、熊野坐大神〈くまぬにますおおかみ〉、熊野加武呂乃命〈くまぬかむろのみこと〉とも)を主祭神としている。
ここはすばらしい社殿があると聞いているが神門をくぐると撮影禁止。また、このときは残念ながら工事中とのことで社殿を見ることすらでいなかった。
158段あると言われる階段を上りたどり着くと正面に神門、左手に拝殿があった。

車窓から見える大斎原(おおゆのはら)鳥居。日本一高い大鳥居と言われ高さ33.9m、横42mある(鉄筋コンクリート造、平成12年完成)。熊野本宮大社はかつて鳥居が建っている この場所にあったとのこと。明治22年(1889年)8月の洪水で流され、流失を免れた社殿が現在の場所に移された。大斎原には12の社殿やいくつかの境内摂末社、神楽殿や能舞台などがあり、現在の本宮大社の8倍の規模を誇っていたという。
 

熊野本宮大社拝殿
鳥居
祓戸大神 神門前にて
参道階段 神門
功霊社 大斎原(おおゆのはら)鳥居(車窓にて)