東京・鎌倉・駿河の旅 千鳥が淵篇  2016/3/31

九州・関西の花見は終えているが、関東もということでやってきた。東京駅までは新幹線で東京駅からはバスの旅となった。特に今回は隅田川の屋形船に乗船することになっており、夜桜とスカイツリーのツーショットが見れるのではと期待していた。
バスは最初の見学地「千鳥が淵」へと向かったが、途中皇居を通るため車窓から撮影を試みた。窓の光が反射しなかなかうまく撮ることは出来なかったが、その内何とか掲載可能な写真が下の写真。

正門石橋の奥に見えるのが二重橋。以前は木製の橋で、堀が大変深いために、江戸時代には橋桁を上下二重に組んで橋の上に橋を作っていたために「二重橋」と呼ばれていたが、現在は鉄製になったため「正門鉄橋」が正式名称とのこと。
手前にある巽櫓(桜田二重櫓)とその奥に見える桔梗門(ききょうもん)。 巽櫓は本丸から見て東南(辰巳)の濠の角にあることから名づけられた。 桔梗門は皇居参観者や勤労奉仕者などが出入りする門で、昔この門の瓦に太田道灌の家紋が(桔梗)ついていたことから桔梗門と呼ばれるようになった。
大手門 は三百諸侯が登城した門。
平川門は江戸城の裏門、大奥に最も近いので、大奥女中達の出入りする通用門 。ここから何人もの女性が出入りしていたのだろう か。
半蔵門 は城の西端に位置し、甲州街道(現国道20号)への入り口に当たり、大手門とは正反対の位置にあるようだ。
桜田門は2つの門からなり、第一の門(高麗門)、を通ると枡形の空地があり、右折すると第ニの門(渡櫓門)になる。桔梗門の内桜田門に対し、この桜田門は外桜田門と言っている。

鳥が淵を後にし隅田川へ向かう途中、「万世橋駅」跡があった。中央線神田〜御茶ノ水間に1912(明治45)年に完成した赤レンガ造りの 「万世橋駅」は現在、新に“周辺エリア活性型商業施設”として生まれ変わっている。

ほどなく隅田川に到着しようとする頃、浅草寺雷門があった。相変わらず賑わっていた。
         

正門石橋と二重橋(正門鉄橋)(車窓)
マーチエキュート(「万世橋駅」跡)(車窓)
巽櫓(桜田二重櫓)と桔梗門(ききょうもん)(車窓) 大手門(車窓)
平川門(車窓) 半蔵門(車窓)
桜田門(車窓) 浅草寺 雷門(車窓)

   
皇居前を通り抜け九段坂に入ると間もなく左手に千鳥が淵、右手に靖国神社が見えてきた。桜はほぼ満開であり桜の数より人のほうが多いのではと思うほど、身動きできないくらいの人混みだった。

千鳥ヶ淵緑道は、皇居西側の千鳥ヶ淵に沿う全長約700mの遊歩道で、ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が咲いている。
なにせすごい人混みなのでとりあえず緑道を歩きながらゆっくりと桜をながめることにした。ボートに乗ってゆっくり桜を堪能したいとも思ったが、ツアーで行ったため時間的余裕がなく途中で引き返せざるを得なかった。
    

靖国神社石鳥居(九段坂上交差点)
靖国神社第二鳥居・神門
千鳥が淵