小田原城は戦国時代から江戸時代にかけての日本の城(平山城)で、北条氏の本拠地として有名である。
3代当主北条氏康の時代には難攻不落、無敵のお城といわれ、上杉謙信や武田信玄の攻撃に耐えた。
天守閣は昭和35年に復興されたもので、今回は残念ながら工事中とのことで入れなかったが、桜とのコラボレーションを楽しむことが出来た。
小田原城本丸には常盤木門、鉄門の2つの城門があり、このうち常盤木門は本丸の正門にあたり、重要な防御拠点であったために、他の門と比べても大きく、堅固に造られていた。多聞櫓と渡櫓門を配し、多聞櫓は武器等の貯蔵庫として用いられていた。
常盤木とは常緑樹の意で、門の傍らには往時から松が植えられており、また、松の木が常に緑色をたたえて何十年も生長することになぞらえ、小田原城が永久不変に繁栄することを願って、常盤木門と名付けられたといわれている。
イヌマキは幹回り4.5mに及ぶ小田原市内最大の巨木で樹高約20mある。
銅門は二の丸の正門にあたり、渡櫓門(わたりやぐらもん)、内仕切門(うちじきりもん)と土塀で周囲を囲む枡形門(ますがたもん)の構造を持つ。渡櫓門にはその名の由来となった銅板の装飾がある。
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