相国寺の見学を終え昼食会場に向かっていると、バスは何と知恩院前で停車。それもそのはず食事会場は円山公園近くの「祇園かがり火」。昼食をとっとと済ませ予定になかった知恩院めぐりをすることにした。「祇園かがり火」の前では美しい紅葉が見られた。
知恩院は、浄土宗総本山の寺院。山号は華頂山(かちょうざん)。本尊は法然上人像(本堂)および阿弥陀如来(阿弥陀堂)、開基(創立者)は法然で、
現在のような大規模な伽藍が建立されたのは、江戸時代以降である。
三門は入母屋造本瓦葺(いりもやづくりほんがわらぶき)で、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚ある。
実際見てみるとかなり大きいものであることが分かる。これまでこのような大きな三門(総門含む)を見たことがない。
御影堂へ向かう道路は三門を真っ直ぐ進む勾配の急な「男坂」とその脇を通る勾配のゆるやかな「女坂」がある。年寄りに優しい「女坂」を進むことにし、帰りは下りの「男坂」を通ることにした。御影堂は残念ながら大修理中とのことで見ることが出来なかったが、その辺りの建造物などを見てまわった。
大鐘楼、高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンあり、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られている。
昼食時間の限られた中での見学だったが、スケジュールに予定されていたものではなく思わぬ見学が出来、満足だった。
|