長谷寺にある桜はほぼ満開。時間があれば撮影ポイントを探しながらじっくりと行くところだが、ツアーとあってなかなかうまくいかない。それでも、行く先々の桜は撮ったつもりだったがいかんせん単品となってしまったことが残念である。
仁王門は長谷寺の総門で、三間一戸入母屋造本瓦葺の楼門である。両脇には仁王像、楼上に釈迦三尊十六羅漢像を安置する。現在の建物は明治27年(1894)の再建。ちなみに「長谷寺」額字は、後陽成天皇の御宸筆(ごしんぴつ)という。
登廊(のぼりろう)は
平安時代の長歴3年(1039)に春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に造ったもので、百八間、三九九段、上中下の三廊に分かれてる。
国宝の本堂は小初瀬山中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台造)された南面の大殿堂である。舞台から見る景色は絶景で、山々に咲く桜の花と新緑に彩られたグラデーションは見事の一言。
開山堂は長谷寺開山・徳道上人を祀っている。開山堂を過ぎるとそこは桜の花の街道となっている西参道。ゆっくりと上を眺めながら門前通りへと向かった。
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