さて、東大寺も近づく頃は雲行きも大分怪しくなってきた。土産店お抱えのガイドから離れて行動したのがここで生きてきた。東大寺へは裏から回る形になったが、とりあえず目的の二月堂を目指した。
法華堂(三月堂)は、東大寺建築のなかで最も古く、不空羂索観音を本尊として祀るためのお堂である。旧暦3月に法華会(ほっけえ)が行われることから、法華堂、また三月堂ともよばれるようになった。
二月堂は旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名がある。12日の籠松明ともなると、長さ6mほどの根付きの竹の先端に、杉の葉やヘギ・杉の薄板で籠目状に仕上げ、直径1mほどの大きさの松明に仕上げられる。
三昧堂は、「法華三昧会」が旧暦の4月に行われるため、四月堂と呼ばれている。
相輪は大阪万博に登場した古河パビリオン(東大寺七重塔)の相輪。
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