奈良県を巡る旅 東大寺篇  2017/4/15

さて、東大寺も近づく頃は雲行きも大分怪しくなってきた。土産店お抱えのガイドから離れて行動したのがここで生きてきた。東大寺へは裏から回る形になったが、とりあえず目的の二月堂を目指した。

法華堂(三月堂)は、東大寺建築のなかで最も古く、不空羂索観音を本尊として祀るためのお堂である。旧暦3月に法華会(ほっけえ)が行われることから、法華堂、また三月堂ともよばれるようになった。

二月堂は旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名がある。12日の籠松明ともなると、長さ6mほどの根付きの竹の先端に、杉の葉やヘギ・杉の薄板で籠目状に仕上げ、直径1mほどの大きさの松明に仕上げられる。

三昧堂は、「法華三昧会」が旧暦の4月に行われるため、四月堂と呼ばれている。

相輪は大阪万博に登場した古河パビリオン(東大寺七重塔)の相輪。
         

若草山
手向山八幡宮
手向山八幡宮 若宮殿本殿
法華堂(三月堂)
二月堂
二月堂
二月堂入り口 手水舎(二月堂)
二月堂舞台からの眺望
手水舎(二月堂) ここから松明を舞台に持ち上げる
四月堂
大仏殿に向かう参道にて
大仏殿に向かう参道にて
大仏殿に向かう参道にて 相輪

   
雨は大仏殿に近づく頃、本格的に降りだし、大仏殿を後にし南大門が過ぎた頃はもうどしゃ降りの雨となっていた。ガイドと別れて本当に正解だった。

中門 は大仏殿手前の楼門である。 中門からは左右に回廊が伸び、大仏殿に通じている。現在の中門は、1716年(享保元年)ごろの再建と考えられ、国の重要文化財に指定されている。

高さ約4.6メートルの金銅八角燈籠は、奈良時代の東大寺創建当初のもので、国宝に指定されている。 火袋の扉4面には雲の中を駆ける獅子、その間の4面には笛や笙(しょう)などの楽器を奏でる天人が、それぞれ菱形格子の透かし地に浮き彫りされている。

大仏殿正面右にあんちされている賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)は 釈迦仏の弟子。病のある人がこれを撫でると除病の功徳があるという。

南大門 は天平創建時の門は平安時代に大風で倒壊したが、鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)が再建した。
    

中門(東大寺) 
中門(東大寺)
大仏殿(東大寺)
八角燈籠 大仏殿(東大寺)

大仏

大仏
虚空蔵菩薩 如意輪観音
廣目天 多聞天
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ) 鏡池

南大門

南大門 南大門内部骨組み
阿形像            (仁王像)            吽形像