西九州の旅 愛野・イルカウォッチング・松島篇  2014/04/01

長崎を後にし、眺望がいいとの評判がある愛野展望台へと向かった。期待していたが、雲仙普賢岳は電柱・電線・みやげ物店に邪魔され 写真掲載できる代物ではなく、かといって他の撮影スポットはというと下の写真の半島だけで、期待外れとしか言いようがない。天皇も見たとの看板があったが、我慢して見ていたと思うと気の毒でならない。

車窓から見た橘神社。桜祭の真最中のようだった。ソメイヨシノはなんと1000本もあるそうで約100mの桜並木(参道)は見事だと言う。鳥居は九州一の御影石の大鳥居で、 年末になるとギネスブックにも認定された「世界一の門松」が登場。高さ11m以上の巨大門松は年明け方までライトアップされるとのこと。

名物「イルカウォッチング」は口之津港から遊漁船に乗船、天草二江港に向かう途中で観覧する。結構いるものでこの付近に約200頭いるそうだ。一緒に乗船した愉快なお母さんがいて、イルカに声をかける様子が何ともおかしく、イルカを見ているよりもそちらのほうが気になった。
魚を食べるイルカは漁師にとっては敵。しかし逆転の発想でそれを逆手にとって観光としたのが「イルカウォッチング」だったようだ。

愛野展望台にて

橘神社(車窓)

口之津港(南島原市口之津町)
二江港(天草)

アレッサンドロ・ヴァリニャーノ神父(口之津港緑地公園)

なんばん大橋

イルカウォッチング(二江港付近)

遊漁船(二江港)と二江大橋 川は内野川

イルカウォッチング


大笑いした「イルカウォッチング」を後にして今日の宿泊地天草松島温泉へと向かった。途中、鬼池では岩陰に多くの人が見えたがこれは名物岩ノリの収穫だそうだ。 鬼池港フェリーターミナルでは天草四郎像が立っていた。ここ天草ではいろんなところで天草四郎の像が見られる。

亀島。若宮公園海水浴場から沖合い約400m離れて浮かぶ無人島。干潮時にはご覧のように右側が陸続きになり歩いて渡れる。キャンプ場やバンガローなどの施設がある。

天草信用金庫前に何やら3人の像が立っていた。鈴木三公像と名づけられ、それぞれ重成、重辰(しげとき)、正三。 重成は初代天草代官、重辰は正三の子で、後に重成の養子となり2代目代官、正三は重成の兄で曹洞宗の僧侶・仮名草子作家だという。重成は島原の乱の時は追討使として出陣、しかし代官になってからは貧しい島民のため奔走し、重税の元凶である石高を減らすよう自刃して嘆願したという。

天草瀬戸大橋(あまくさせとおおはし)。本渡瀬戸に架かるループ橋で、天草の上島と下島を繋ぐ橋である。この橋は両端がループしているがこれは下を船が通る為に海面からの高さをとるため。全長約700m。
本渡瀬戸(ほんどせと)歩道橋 。本渡瀬戸歩道橋は1977年完成の可動橋(昇開橋)であり、歩行者のほか、バイクも押して通ることができる。赤く塗装されているため、通称は「赤橋」である。天草瀬戸大橋は、歩道はあるものの路面が高く徒歩で渡るのは困難なため、別途この歩道橋が作られた。全長125mで、可動部分は58m。

松島展望所。普賢岳や松島にかかる橋が見える。橋は天草5橋といい、1号橋(天門橋)・2号橋(大矢野橋)・3号橋(中の橋)・4号橋(前島橋)・5号橋(松島橋)からなっており、1966年(昭和41年)9月24日開通した。
 

鬼池岩ノリ(車窓) 天草四郎像(鬼池港フェリーターミナル)(車窓)
亀島(車窓) 鈴木三公像(天草信用金庫前)(車窓)
天草瀬戸大橋(車窓) 本渡瀬戸歩道橋(車窓)
本徳稲荷神社(車窓) 大浦港(車窓)
松島展望所
魚籃観世音菩薩 天草松島