道後

道後温泉にやってきた。食事を済ませ、街へとくりだした。初めに立ち寄ったのが道後温泉のシンボル「道後温泉本館」。明治２７年に建築された三層楼のどっしりとした建築物で、南側が公衆浴場で、北側に明治３２年に建てられた皇室専用の湯殿≪又新殿（ゆうしんでん）　≫がある。時間なく入浴はできなかったが、朝と夜の風景が撮ることができた。どちらもそれなりの風情がありおもしろい。本館三層楼の屋上にある振鷺閣（しんろかく）、時刻を告げる「刻太鼓」が有名。さらにその上に白鷺が据えられている。【白鷺伝説】昔、足を痛めた白鷺が谷の岩間から湧き出している温泉を見つけ、毎日その温泉に足を浸しているうちに、傷が癒えて勇ましく飛び去ったと言われている。そのとき、白鷺が休んでいたと言われる石が、「鷺石」（さぎいし）で、表面に足跡のようなものが見られる。本館の一角に【玉の石】がある。【玉の石伝説】　「伊予国風土記」より昔、大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が伊予の国を訪れたとき、病気になった少彦名命を道後の湯に浸したところ、たちまち元気になり「ましましいねたるかも（しばらく寝ていたようだ）」と叫んで、玉の石の上で舞ったといわれている。放生園（ほうじょうえん）にある鷺石の近くに句碑が立っている。春風や　ふね伊予に寄りて　道後の湯　（極堂）柳原極堂（やなぎはらきょくどう）は伊予国温泉郡北京町（現松山市）生まれの俳人。伊予とまうす国　あたたかにいで湯わく　（盲天外）森　盲天外（もりもうてんがい）は伊予郡西余戸村（現松山市）生まれの政治家。正岡子規に師事。道後温泉本館から【からくり時計】を見に【ハイカラ通り】を通ってみた。普通に商店街でいずこの観光地と変わらない風景でした。（４月９～１０日撮影）

又新殿（ゆうしんでん）

道後温泉本館

道後温泉本館　夜景

振鷺閣（しんろかく）	振鷺閣　夜景

道後温泉本館　東広場より	玉の石　道後温泉本館

鷺石	盲天外句碑

観光俳句ポスト（左）と極堂句碑（右）	ハイカラ通り
【からくり時計】何が始まるか楽しみで行ってみた。この時期は１時間毎に始まるとのことだったが、時期によっては３０分毎に始まる時もあるらしい。午後８時ちょうどに始まった「坊ちゃん劇場」、音楽とともに上の方から開き始め最後は最下部が盛り上がり坊ちゃんが出てきて完成。【坊ちゃん列車】明治21年から67年間にわたり活躍した蒸気機関車がモデルとなっている。、「坊っちゃん列車」という呼び方は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」で登場人物が利用したことから、タイトルに「列車」が付き、そのまま名がついた。昔、石炭を焚き蒸気の力で動いていましたが、現在はディーゼルエンジンを採用し市内を走っている。従って道後温泉駅で撮影できるのは、夜か早朝のみ。ホテルの従業員による≪松山水軍太鼓≫。なかなか迫力ある太鼓でした。松山城は松山市の中心部、勝山（城山）山頂に本丸を構える平山城である。日本の12箇所に現存する天守の一つである。車窓からだったため写真がいまいちだが、一度じっくりと見てみたい城である。（４月９～１０日撮影）

	からくり時計（始まり）

からくり時計（完成）	からくり時計（もう少し）

放生園（ほうじょうえん）	坊ちゃん列車

松山水軍太鼓（ホテル　椿館にて）

松山城（車窓にて）

放生園（ほうじょうえん）