一度は入ってみたかった有馬温泉の湯。その特徴はなんといっても赤褐色の金泉。金泉は含鉄強塩泉といい、地中を流れている間は無色透明だが、湧き出るとお湯に含まれる大量の鉄分が地上の空気に触れ酸化し茶褐色に変化し濃い赤色になるとのこと。
この鉄分を多く含んだお湯は神経痛や冷え性、疲労回復などの効果があるらしい。風呂ゆえに撮影は出来なかったがたしかに酸化鉄を含んだ赤褐色の湯は光が当たると金色に輝いて見えまさに「金泉」の名にふさわしい。入ってみた。芯から温まり列車の旅でたまった疲れがす〜っと取れたようだ。
清水寺は2008年の秋以来実に7年ぶりのお参りとなった。前回は他の寺を回る予定もあり、主だったところを中心に見ていたが、今回はトワイライトツアーのおまけみたいな見学なので気持ち的にも時間的にも余裕がありこれまで良く見てなかったところをまわってみた。
産寧坂を過ぎると見慣れぬ仏像があった。岩手陸前高田松原の津波で流された木で作った仏像「大日如来坐像」。1万人以上の人たちが「ひとノミひと削り」に参加したと言う。霊魂に静かに手を合わせた。
初めて行った成就院。残念ながら院内は撮影禁止とのことだが、「月の庭」で有名とのことで覗いてみた。周りの森の風景を借りる借景と言う手法を用いている。また、森と庭に大きさの違う灯籠を置きあたかも近くにあるかのような錯覚を覚えさせる遠近法を用いている。「月の庭」は北向きに作られていて実際の月を見ることができないが、庭の池に写る月を鑑賞するように設計されているとのこと。
|